歯肉炎・歯周炎とは?
現在の日本人の多くの方がかかっていると言われている歯周病ですが、放置していると歯が全てなくなってしまうという怖い病気の一種です。一般的には、歯周病は大きくわけて下記2つにわけられます。
・歯肉炎:歯肉が炎症を起こしている状態
・歯周炎:歯槽骨など、歯を支えている組織全体が崩れてしまっている状態
注意していただきたいのは、自覚症状がほとんどないので気が付いた時にはかなり進行している場合が多く、歯を抜いたとしても歯周病が進行していると骨がとけるため、義歯を入れたりインプラントを埋入する時に大変不利な状態になります。
歯周病の進行
歯周病と再生治療について
歯周病の原因は?
歯周病の原因は主に下記に起因しています。
- プラーク…虫歯菌や歯周病菌をはじめとするさまざまな微生物のかたまり(※1㎎の中に約1億個の微生物)。
- 歯石…歯ブラシではとれなく、この歯石の上にどんどんプラークがたまっていく。
- タバコ…血流が悪く、歯周病も進みやすい、炎症も治りにくい、プラークもつきやすい。
- 糖尿病…抵抗力の低下により歯周病も進みやすい。
その他食生活や噛み合わせなど様々な要因がありますが、一番の原因は上記のプラークです。
予防するには?
定期的なメインテナンスにより歯周病の予防は可能です。3ケ月~6ケ月程度に1度定期検診をおすすめいたします。早期に見つけることで早期治療が行え、大切なあなたの大事な歯を失わずにすみます。
エムドゲイン
歯周病によって失われた歯周組織の構成と機能を復活させるために、歯周組織を再生誘導するための材料です。歯周組織は、セメント質・歯根膜・歯槽骨からできています。
その歯周組織は、歯の発生期に分泌されるエナメルマトリックスたんぱく質により形成されます。
そのエナメルマトリックスたんぱく質を主成分としたブタ歯胚歯周組織使用再生材料が、エムドゲインです。