スッキリ!
- 智子先生のブログ
20年前?県外在住の次男が大学に行った時、送金のための口座を開設しました。
通帳と印鑑は親のバー様が保管し、キャッシュカードは次男に持たせていました。
無事大学も卒業・・・どころか就職し結婚し子供もできて・・・その通帳があること自体こと自体を忘れていました。
が、先日、ひょっこり出てきました。
残金が少し残っていたので、次男に送ることにしました。
次男の他行の口座番号を聞き、残りのお金を振り込むわけです。
銀行に行き、いつものように、あわてふためきながら、印鑑を落としたり、口座番号をまちがえたり・・・
銀行員の方に苦笑されながらも、全額を送ることができました。
ふ~~~っ!やったよ!(たかだか送金でさえ、バー様はドギマギするのです)
・・・・・・・・・・・
帰りの車の中で、ハタと気がつきました。
これで、この次男の通帳はお役ごめん。次男のために使っていた印鑑もいらなくなったのです。
それは・・・少なくなった、親子のつながりを、ひとつ手放したようで・・・
なんかすごく寂しくなって・・・ちょっと涙が出てきたのでありました。
こうやって、子供は少しずつ自立し、親から完全に離れていくのだ。
それは寂しいことでもあるが、自然の摂理として至極当然のこと。
自分自身も精神的に独立していかなくちゃ。
母親の愛は子供を育てはぐくむけれど、度が過ぎると子供をダメにする。
植物への水の与えすぎと同じ。
いつまでも陰で子供との縁をを切れないようにいろいろと操作するのは、毒母と同じ。
いろんな煩悩の中でも、子供への執着はなかなか断ちがたいけれど、思い切ってスパッと切っていかなくちゃ。
今度の送金が、きっかけとなってまた一つ、煩悩を捨て去ろうとしている。
これでいいのだ。(と、自分に言い聞かせる)
こうやって、また一つ煩悩をそぎ落とした。
いつかあちらの世界に行くまでには、スッキリとなっていれば良いけど・・・
なにせ、煩悩の塊だからね(笑)
沢山の煩悩がぶらぶらぶらさがってるんだ!
諦めていこう。
諦めるとは明らかにすることでもある。
今の自分の状況を明らかにし、自然の摂理に則って、生きていこうじゃありませんか!