孫とのつきあい
- 智子先生のブログ
3歳の孫からテレビ電話が来ます。
私とのお話よりも、自分がいろんなものに変身できるアプリを楽しむためです。
娘に、「ママ、可愛いのをして!」
といって、可愛い猫や、お嬢さんや、おむすびや、・・・に変身しては、
キャーキャー言いながら面白がっています。
そして、ちょっと変な顔になると、
「いや~~~!かわいいのにして!!!」と、泣きべそをかきながら画面を見ないようにママの後ろの隠れるのです。
自分が変な顔になるのが怖いのね。
そんな感じで、おばあちゃんとの会話はそっちのけ!
自分の変身遊びに夢中で、それにバー様が無理矢理付き合わされているというわけです。
したたか遊んで、「またね!」になるのですが、
先日は
孫は、ちょっと遊んだだけで
「明日運動会で早く寝らんといかんから、おばあちゃんバイバイ!」と、
いつもにはない真面目な顔でそう言って、早々に電話を切りました。
後で娘に聞いてみると、
それは幼稚園の先生から言われたこと。
幼稚園に入ってからは、担任の先生の言うことをよ~く聞くんだそうです。
まあ、成長したのね。
孫がどんどん成長していくのを不思議な感覚で見ています。
ま、おばあちゃんは、都合の良い(笑)甘やかす脇役で良いと割り切っています。
よくこのブログで、私ら夫婦が若かったとき。
毎年、年に二回。盆と正月に、ここ、宮崎から、山口の長門まで、3人の子供をつれて主人の実家に帰省し続けたことを書いています。
そこで、子供達はいとこ達と総勢9人で、一緒に遊ぶわけです。
それを受け入れる義父母。
その親たちも含めて計18人。
私は何も考えずに、帰省してあげてる・・・という感覚でしたが、祖父母にしてみれば、食事に洗濯掃除、それはそれは大変だったと思います。
今度は、私らが祖父母になって、孫や子供達を受け入れるとき、一家族でも大騒ぎ。
二家族になると、一杯一杯。マジ、クラクラします。
出費も大変。
そんなとき義父母を思い出します。
義父母は私たちよりも早く起きて、食事を済ませ、その日の準備をします。
義父は、毎日全部屋に掃除機をかけてたな。
義母は畑に行って大量の野菜をとってくる。
外の流しで、大きな魚をさばいて全員の刺身を作っていたな。
洗濯は私ら嫁の仕事。
洗濯機が何度も稼働し、
洗濯物が家中の物干し竿という物干し竿、たこ足、ハンガーに翻る。
風になびく洗濯物は、運動会のロープにはられた国旗のようで、壮観でした!
祖父母はみんなでバーベキューをするために、広いテラスまで作っていた。
皆が移動するときは、どこまでも、惜しげもなくジャンボタクシー。
総勢の旅行費用も全部義父母出し。
それを淡々と計画し、一つ一つ実行していった。
恩着せがましいことは何一つ言わなかった。
ただただ、尽くしてくれた・・・
子供達、孫達への付き合い方の覚悟を夫婦で決めていたように思います。
あれ?自分の孫の話から、義父母の話になってしまいました。
お父さん、お母さん、本当にご立派でした。
私たちに何も言わずに精一杯愛情を注いでくれた。
おかげさまで、一族は皆仲良し。
今でも子供達は、いとこ達とまるで兄弟のよう。
さて実際。
今度は私らが祖父母となってみると、義父母のようにはとてもできない。汗
一族とは、家族とは、孫とは・・・考えさせられますね・・