根管治療と歯科用CTの利用について
- 歯のコラム
根管治療とは、の神経を抜いたり、歯根の先に細菌感染が起こった際に必要となる治療法です。これは非常に繊細な作業であり、正確な診断と治療が求められます。当院では、このようなケースに対応するために、歯科用CTを活用しています。
歯科用CTとは?
歯科用CT(コンピュータ断層撮影)は、歯とその周囲の構造を三次元的に詳細に映し出すことができる最新の画像診断装置です。これにより、従来の二次元のレントゲン画像では確認しづらかった、複雑な根管形態や微細な病変を正確に把握することができます。
歯科用CTのメリット
- 高精度な診断: 根管の形状や歯根の感染範囲を詳細に確認できるため、より正確な診断が可能です。
- 治療計画の立案: 三次元画像を基に、最適な治療計画を立てることができます。
- 治療の成功率向上: 詳細な情報を基に治療を行うことで、成功率が大幅に向上します。
根管治療の流れ
根管治療は以下のステップで行われます。
- 診査と診断: まず、歯科用CTを用いて問題のある歯の詳細な画像を撮影します。これにより、根管の形状や感染の範囲を正確に把握します。
- 治療計画の立案: CT画像を基に、どのように治療を進めるかを計画します。必要に応じてマイクロスコープなども併用します。
- 治療の実施: 計画に従って、根管内の感染組織を除去し、根管を洗浄・消毒します。その後、根管内を封鎖し、最終的にクラウンなどで補綴します。
- アフターケア: 治療後も定期的なチェックを行い、治療の経過を監視します。
歯科用CTを活用することで、根管治療の精度と成功率が向上し、患者様により安心・安全な治療を提供することができます。神経を抜いたり、歯根の先の細菌感染に伴う治療が必要な際は、是非当院にご相談ください。