歯周病と全身疾患
- 歯のコラム
皆さんは歯周病と全身疾患に深い関係があるということをご存知ですか？
歯周病とは細菌感染によって引き起こされる炎症性疾患です。
症状としては歯茎の発赤、腫脹、排膿、出血などが見られ、最終的には抜け落ちてしまうことも少なくはなく、歯を失う原因の1位にもなっています。
そんな歯周病、実は口の中の病気だけではなく全身疾患と深い繋がりがあります。
①糖尿病
・糖尿病が歯周病に与える影響
高血糖状態が続くと、歯周病菌に対する抵抗力が弱まるため、糖尿病罹患者は歯茎が炎症を起こしやすくなる。
・歯周病が糖尿病に与える影響
歯周病に罹患した歯周組織から産生される炎症物質が血管内のインスリンの機能を低下させる。
②誤嚥性肺炎
死亡原因第3位。
誤嚥によって、歯周病をはじめとする口腔内細菌が、直接気管内に侵入することによって起こる。
③認知症
歯周病菌が血流にのり、脳まで達すことによって認知症の原因物質の分泌を促進。
歯周病によって歯を失うと、噛むことが少なくなり、脳の活性化が低下し認知機能が低下する。
これ以外にも歯周病には様々な全身疾患と深い関係があります。
歯周病の予防は、全身の健康を守ることに繋がります。
健康な毎日を送るために、定期的な歯科受診を心がけましょう！
