「おかあさんとあたし。①&②」
- 智子先生のブログ
最近「おかあさんとあたし」という本を読んでいます。
お母さんと幼い子供の、何気ない日常生活の会話やひとこまを、
単純な線で、優しいタッチのイラストにして描いてあります。
誰にでもある、どの親子にもあるひとこま。
ああ、こんなことがあったな~と、思わず笑みがこぼれたり、
そうだったそうだった・・・と、懐かしさにちょっぴり涙したり・・・
ああ、このひとこま、ひとこま、なんていとおしい!そして素晴らしい!!
何気ない親子の日常の時間・・・それは、ほんとうは黄金の時間だったのね。
今となってはこの時間は戻っては来ない。
そのときはわからなかったな。気づかなかったな。
子育て中。
夢中で、必死で・・・周りが見えなかった。
四六時中子供のいる生活。時にはいやになることも多々あった、
夜中におっぱいをあげるとき、眠たくて眠たくて・・・いつになったらゆっくり眠れるんだろうと、悲しくなったこと。
赤ん坊が大泣きして、理由がわからず、自分まで泣きそうになったこと。
ちょっとゆっくりしようとすると、まとわりついて、座らせてくれなかったり。
大好きな本を読む時間が無い。
子供が、私の大切なものを壊した、なくした・・・
だだをこねる子供に、親のほうが大人げも無く頭にきてしまったこと。
今でも苦労したことはよく覚えている。
心の余裕がなかったのね。
でも、たくさんの幸せを運んできてくれたよね。
それを、この本は、一つ一つ、思い出させてくれる。
その一つ一つが宝物だったのね!?
とっくに忘れていた宝物。
あんなこと、こんなこと、ザクザクと出てくる。
読み終わった後、心の奥に暖か~いものが生まれる。
優しい気持ちになる。
今となってわかる真実(笑)
今子育て中のお母さん。
大変でしょうが今あなたは黄金の日々を過ごしているんですよ。
今はわからないけど、それがわかる日がきっと来ます。
どうせならその宝物を楽しんでください!
年を重ねるっていろんな真実がすこ~しずつわかってくるってことでもある。
だから年をとるのも素敵なことだと思う、今日この頃なのでした。