博識のみみずくおじいさん
- 智子先生のブログ
昔々。
およそ37年前、バー様が若くかわいい大学の新入生だったころ。(笑)
同級生もいろいろで、あちこち巡り巡ってきた人もいた。
その中であるおじさん(当時自分にはそう見えた)が、お上りさんで何にも知らないバー様に、何かの折にこう言った。
「物事の成り行きはね。最悪のことを考えるんだよ。一番悪いことを考えていたら、何が起こっても、大丈夫。そうなるか、それよりいいわけだからね。」
「博識のみみずくおじいさん」のように、何でも知ってる、おじさんの同級生!
そのひげ面のおじさんが、後ろの席にいた私に話しかけたこと。白いシャツを着ていたこと、顔、声、・・・
鮮明に記憶に残っています。
ほう、そうなんだ・・・そう考えればいいのか・・・心に残りました。
あれから何十年。
時々思い出していました。
昨日も、ふと思い出したのです。
あのおじさん(おじさんといっても当時30歳前)の言っていたこと。
あれって本当だろうか?
いつも最低最悪のことを予想する生き方って・・・面白くない、楽しくないんじゃないか?
結構マイナス思考のバー様。
ありもしない未来の心配をするのは疲れたな。
何が起こっても最後は最悪のことを思うなんて・・・
例えば、南海トラフで、大惨事が起きる。・・・
と、そう思って憂う。
余りにすぎると、毎日不安の中で生活することとなる。
実際、知り合いの人で、それをあまりに心配してうつ病になって入院した人がいる。
これってどうだろうか?
本当に起こるかもしれないし、備えあれば憂いなし、だけど、
来るべき時が来たら来る。
と、割り切って、振り回されないほうがずっと楽じゃないか?
マスコミも、注意喚起を提起するのはいいけど、
あまりに不安を煽り立てるのはどんなものなんだろうか?
いつ来るともしれぬ未来のこと。
その時はその時!!
備えはして、あとは心の片隅に置いておこう。
個々人の恐怖や不安があまりにすぎると・・・大きな想念となって事態をよからぬ方へ動かすこともあるかも。(ああ、これこそマイナス思考かな?)
人の数だけ正義はある!
でしたね。
あの言葉はおじさんの正義。
バー様にはバー様の正義がある。
ということで、バー様は、
今日も楽しいこと、面白いことを、たくさん思って、過ごすことにしますね。