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息子が言います。

新しい機械や、材料、治療法を

なかなか覚えられなくて、手をつけようとしない母親である私に、

「お母さんは歯科の治療に対して、やる気が無い。

できなかったらできるまで、わからなかったらわかるまで、

やろうという努力をしてない！！」

「ううう・・・そう言われても。

この歳になると、頑張っても覚えきれなかったり、理解できなかったり・・・ってあるんだよ。

私、今までのやり方でする。」

学校の先生に叱られたような気持ち。

しゅーんとなります。

そんな話を同じような境遇の、同年代の歯科友達に言うと、

「私もよ。でも、もう無理して覚えなくていいよ。今までやってきたんだから。

思い出して！！私たち、一日中働いて、家事や子育てを精一杯やってきたじゃない。」

「そうよね！私たち、よくやってきたよね！」

そして彼女がいいことを言ってくれました。

「あなたも、若いときに、自分の家に不満はなかった？

そして、親のいやなところ、が目について、親がきらいだったってことない？

親がしてくれることに感謝して対応したとは思えない。当たり前と思ってた。

自分が親になってみないと、こればっかりはわからないのよ！」

彼女も、親の近くで開業し、沢山、親に支えてもらった。

そして、今度は息子さんが跡を継ごうとしている。

まるで私と一緒！！

そうよ、彼女の言うとおり。全くそのとおりだった！

私は、両親の希望で、この宮崎の地で開業してあげた！！と、思ってた。

だから、親が開業資金を貸してくれたり、孫の守をしてくれたり、家事を手伝ってくれるのは当然だと思ってた！！！！

ありがたいと思っていなかった。感謝してなかった。

そうだったそうだった・・・

息子が見せてくれるのは若いときの自分なんだ！！！！！！

私、両親に満足にお礼もいわなかった・・・

この歳になって、友達に言われて、初めて気づきました。

何て情けない・・・（涙）

亡き、私のお父さんお母さん。

何にも見返りを望まずに、ずっと私を支え続けてくれた。

私、ろくにお礼も言わなかったよね。

本当にごめんなさい。

こんなに遅くなったけど、本当にありがとうございました。

心から感謝します。

あちらの世界で、やっと気づいたかって、見てますか？