引き算の時期
- 智子先生のブログ
長男が帰って、毎日診療を初めて、3週間ほどになりました。
引越しの後始末も大体終わって、何もかもが、少しずつ落ち着いてきました。
あとはいろんな手続き。
ボチボチ計画していきましょうか。
昨日はキャンセルのあった時間に、治療が終わって5年以上たった模型等を、処分することにしました。
長男が近い将来、院長になるので、世代交代に向けての大掃除?かな?
棚の中で、ぎゅうぎゅう詰めの箱たち。それは計画診療した方たちの模型がはいっています。
治療前、治療中、治療後・・・と、山のような模型。
箱には一人一人、名前が書いてあります。
その箱をあけて、沢山の模型をビニールのゴミ袋に、次々に入れていきます。
あら、○○さん。これは△△さん。あれは□□さん。・・・
ああ、どれも懐かしいです~。
私は平凡な歯科医でしたが、それなりに一生懸命に精一杯治療してきた、その足跡です。
ううう・・・懐かしい。思わず手に取ってしまいますね。
中には亡くなられた方も。ご高齢になって通えなくなった方も・・・
私の歯科医人生で、治療という時間を共に過ごしたかたたち。
ありがとうございました。お世話になりました。
患者さんを通して沢山学ばせてもらいました。
私が歯科医として関わることで、その方の人生(特に歯科人生)が、少しでも改善したとしたら、こんなうれしいことはないです。
何の取り柄もない私。歯科しか(笑)できない私。
それがお役に立てたとしたなら本望です。はい。
捨てるに忍びない模型ばかりですが、
執着を捨てて・・・
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ふりむかないふりむかない・・・
ということで、確実に 「人生の引き算の時期」 を迎えたんだな~~~と、改めて思うことでした。