小さな誇り
- 智子先生のブログ
時々、女性歯科医の会お話をしますが、
実はこの会は私が作った会なのです。
うちの一番下の子である、娘が小学校に上がるとき、もう子供にそんなに手がかからなくなる。
保育園の送り迎えがなくなるからね。
それまで私は仕事はフルタイム。3人の子育てで、毎日、しっちゃかめっちゃか、忙しかった。
その中で歯科の勉強会や講習会、講演会等、母親歯科医は出席することは難しかった。
子育てが一段落して、冷静に自分を見つめてみると、
どんどん新しくなっていく歯科の流れについていけていない、取り残された自分がいる。
わからないことを尋ねるひとがいない。
それはあまりに基本的なことばっかりで聞くのも恥ずかしい。
子育てで歯科界から取り残された母親歯科医は私だけではないはず。
一人じゃなくて、ある程度の人数が集まったら、会として、偉い先生方に聞きやすくなるのでは?
というわけで、ママ歯科医友を誘って、女性歯科医の会立ち上げたのです。
小さな会でしたが、講師を呼んで勉強したり、実習したり、お互いに悩みを打ち明け合ったり。
気がついてみると、私にとってなくてはならない会となり、メンバーは心の友となっていました。
沢山の方が入会してはやめて行かれました。
今残ったのは会を心から愛してくれる、筋金入りのメンバーたちです。
こんなバー様もいれば、若い人もいる。
若い人は、子育てしながら、平気で全国各地の勉強会に飛び回っている。
そうできる環境もあるのでしょうが、素晴らしい。
自分にはできなかった。
また、メンバーたちは、それぞれ自分の趣味をもち、公私、とても充実した生活を送っている。
みんな、すごいな~~~!!
私?あんまり趣味ってないの。つまらんやつです。
なんて、自分を卑下したらダメ。
自分は自分だったよね?人と比較することから苦しみは生まれるんだったね。(笑)
ということで、いつまで歯科医をできるかわからないけれど、
この女性歯科医の会を頼りに、できるだけ長く歯科医を続け、メンバーと支え合い、仲良く人生を歩んでいきたい。
この会を作ったと言うことは、私がこの人生でなしえたささやかな誇りとも言えるかも。
ということで、バー様歯科医は今日も頑張る。