夜中のテレビ
- 智子先生のブログ
娘のところの孫が、ひと気の無い公園で歌ったり踊ったりする動画が届きました。
自作自演のエンターテインメント。
かわいらしくて、自作の歌(特に詞)には笑ってしまいます。
さすが娘の子。
だって娘も孫と同じ歳まわりのころ、
毎日、夕方になると、居間で突然、歌ったり踊ったりが始まるのです。
タオルで頬被りして(まるで泥棒)、大きめの人形をおんぶして、何をマイクにしてたかな?
それはそれは楽しい、元気なエンターテインメント!
毎日です!
周りの大人は大笑いしながら見ていました。
楽しいひととき。
その娘の血が孫にも流れているのね。
納得です。
え?娘には誰の血が?
ジー様かも。
若い頃はよく、「白鳥の湖」を、バレリーナになりきって踊っていたもの(大笑)
眠れない夜。
テレビを見ていました。
亡くなられた志村けんさんのファミリーヒストリーがありました。
お母さんが楽しい方で、自分でおならしていながら子供達になすりつける。
とても明るく楽しいお母さんだったらしいです。
お父さんは貧しい中から、家族のために、謹厳実直、立身出世。コツコツと努力を続け学校の先生になります。
教頭先生にまでなられました。
が、バイク事故で脳に血腫ができていたのを気づかず、3年後に認知症状が出てきます。
享年47歳。(だったかな)若くて亡くなられます。
子供達にとって怖いお父さんでしたが、テレビで喜劇を見て、大笑いされたことがあったそうです。
志村さんは、こんな普段笑わないお父さんを、笑わせる事のできる喜劇ってすごい!
と、喜劇というものに、子供心に興味を持たれたそうです。
お母さんの明るいひょうきんな気質と、気難しいお父さんの爆笑事件が志村さんを喜劇へと導いたんだと思います。
そんな志村さんが高校卒業で就職をどうするか!?の時。
志村さんはドリフターズのスタッフとして、全国を回る仕事をについて来ないか!?と、突然、いかりや長介さんから、誘われます。
家族に「行きたい!」というと、「自分のしたいことをしたらいい」・・・誰も反対しなかった。
これもすごい!
見ていると本当に仲のいい家族。お母さん、兄さん二人、お嫁さん、甥御さん達。みんな信頼し合って・・・
和気藹々として、家族愛に包まれている。
うちのジー様の実家もそうでした。いつ行っても温かな雰囲気。
そうでない家庭出身のバー様は、少々戸惑い、しかしとても新鮮でした。
仲良きことは美しきかな!(武者小路実篤)ですわ!!
眠れない夜のテレビ。
次の番組は、荻野公介。
肘の手術をしてからばったりと調子が狂った。
あんなに世界一、トップを切って水泳界を牽引していたのに。
心と体が離れていく・・・
初めての挫折。それも信じられないくらいの巨大スランプ。
苦しむ萩野公介さん。
平井コーチに初めて「泳ぐのが苦しい。」と、告白し号泣する。
一年間水泳から離れて世界を旅行する。
水泳一色の人生だったからね。一度離れてみるのもいい。
帰ってきてまた水泳を始めるが、17秒遅れの、高校生の時のタイムしか出ない。
死に物狂いで準備するも、大きな大会の直前になると、体調を崩しじんましんが出たりする。
せっかく鍛えたのに4㎏も体重が落ちてしまう。
無意識に泳ぐことを拒否してるんじゃないか?
もう、見ていて切なかった。
ダメでも、遅くても、泳ぎ続ける荻野公介。
信じられない大きな挫折。
・・・・・・・・・・今は
出口がみえず、苦しくあがきもがくだけかもしれないけれど、
大いなる観点から見ると、また俯瞰してみると・・・・・・・・・・
これは彼自身にとって、必然必要かもしれない。
何か大切な大事なことを教えてくれているのかもしれないよ。
いつかわかるときが、きっと!きっと!!!!くるよ。
頑張れ、萩野公介さん!!!
目の前のことを、とにかく、ひとつひとつ、心込めてこなしてください。
いつか何かが変わる。
田舎のバー様は孫を見る思いで、応援しています!!(涙)