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根性焼き?

  • 智子先生のブログ

かつて、家事を何一つしないジー様であった。

ジー様は長州山口の出身で、バー様の一族は都城。

どちらも男尊女卑の中心地。

同じ働いていても、バー様には家事がついて回った。

バー様が、仕事が長引いて遅れて帰って来ると、仕事が早く終わったジー様は、もう食卓に座って待ってる!!!

「晩ご飯、まだ?」

な~んの用意もしてない。茶碗一つ出てない!!

頭にきたバー様は、熱したやかんから湯気が出るような思いで、「お湯くらいわかしてくれたって罰は当たらんよ!!!」

それからです。

バー様が遅くなったときには、やかんにお湯が沸かしてあり、ジー様は座って待っているのでした。笑

ま、それくらいだろうな。

それが長い結婚生活を経て、

今ではゴミ出しと、果物の皮むきだけはしてくれるようになったのです。

皮むきは、梨を沢山いただいたとき、ジー様が、できごごろで?皮を剥いてみたら、面白かったのか?次々と剥く。

それを見ていたバー様も

「なんて上手に皮を剥くの!?あなた、皮むきの天才よ!」と、拍手喝采!バカみたいに褒めまくったのでした。

それからです。果物の皮むきは、ほおっておいてもジー様が自主的にすることになりました。

これだけでも画期的。

で、今朝もジー様が剥いたリンゴを食べていたときです。

バー様の話をよく聞いていないジー様は、返事をしません。

「聞いてなかったの?○○ってどう思う?」

それでもジー様は知らんぷり!

ムカッとしたバー様は、

新聞を読んでいたジー様の腕に食べかけていたリンゴを、ジャリジャリと押しつけたのでした。

「聞いてないのケ?んなら、リンゴの根性焼きじゃ!!」

「ひえ~~~~っ、ゆ、許して下せーまし、お代官様!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夫婦二人。な~んにも面白くない生活。

時々、こんなアホなことをして、二人で笑っています。

あれ?今ジー様が小声で言ってる。

「何されるかわからんバイ」

「なに~~~~~っ!!」怒😠

 

 

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