今できること
- 智子先生のブログ
漫画家のちばてつやさん。今年82歳?
テレビで近況を拝見しました。
お元気で、今でも、こぢんまりとではあるけれど、バリバリ仕事をして、趣味の草野球も、打ったり投げたり走ったり!
心身ともに健康で、頭もしっかりしておられる。
ここに、健康に歳をとっていくというお手本みたいだと、感心して拝見していました。
以前のような沢山の連載を抱え、何人ものスタッフを抱え・・・と言うような時代は終わり。
今は、居心地のいい屋根裏部屋を、自分の部屋とし、自分の好きな連載マンガを描く。
なぜ屋根裏部屋か?というと、
昔暮らしていた中国で、終戦時。
家族で日本に引き揚げる道中で、日本人の仲間からはぐれてしまい、知り合いの中国人に屋根裏部屋にかくまってもらった経験があるそうです。
ここにいれば安全。幼い頃の経験からか、屋根裏部屋にいると、なぜか落ち着くんだそうです。
また、その屋根裏部屋で、外にも出られない苦しい状況の中、幼い兄弟のために絵を描いて本を作って、家族に喜ばれた。
という経験から、
絵を描くと言うことが自分は好きなんだ、これが天職!と自覚し、一生の仕事となったそうです。
で、今。
ちば先生は、頭を悩ませながら一生懸命にマンガを描く。
疫病よけの効能があるというアマビエを、みつけ、「疫病がはやったときは、私の姿を描いた絵を人々に見せよ」という古い伝承を知り、早々にその姿を描いて、SNSにアップされていた。
先生が言われていました。
「これからどうなるのか誰もわからない。コロナ禍で、誰も知らない世界が始まるわけだけど、私たちは、今日、今、やれることを精一杯やればいいことですよね。」
う~~~む、素晴らしいです。
この状況を憂え、心配したり、不安に思うばかりで動けない・・・・ではダメ。
今日、今、できることを精一杯やろうじゃないか!
緊急事態宣言が解除になったと思った途端、また、感染者が増え出して、気が沈みがちな今日この頃。
この言葉をしっかりと胸に刻もうと思ったことでした。
ちばてつや先生、すごいです!!
注)先生のお言葉はじめ、内容は、いつものように、うろ覚えで書いています。
大筋は間違ってはいないと思いますが、細かいところの間違いはご容赦ください。