海軍兵学校
- 智子先生のブログ
昨日の宮日。
宮崎大学名誉教授、旧宮崎医科大付属病院長の森先生が載っておられました。
戦後75年の宮崎遺物編でのインタビュー。
森先生は海軍兵学校を出ておられ、うちに亡き父が同級生でした。
父亡き後も、我が家と懇意にしていただいて、患者さんとしてもずっと通ってくださっています。
記事の写真で、森先生は海軍兵学校の短剣を大事そうに持っておられます。
うちの父も同じ短剣を死ぬまで大切にしていました。
これは海軍兵学校で学んだ海軍魂を象徴するものだと思う。
太平洋戦争が始まって、父は中学校から憧れの海軍兵学校へ入学しました。
戦況が悪化していく中にも、「ジェントルマンたれ!」の精神で、厳しい訓練や勉学に邁進していたようだ。
終戦後も兵学校の誇りを持ち、一般社会においても、その卒業生達はめざましい活躍をされていた。
また連帯意識が強く、しばしば集まっては旧交を温めていたようであった。
子供心に、このおじさん達は、何か筋が一本通っているのを感じ、尊敬の念で見上げていたことを思い出します。
森先生も、病院長を退官されてからも、診療を続けられたり、専門学校長をされたり、代替治療の会を立ち上げられたり・・・社会的にも精力的に動かれ、92際の今でも、それはそれはかくしゃくとして過ごされている。
偉い方であったのに、優しいおじいさんとなられ、頭はますます冴え、皆から尊敬と親しみを持たれる。
素晴らしい人格者であられると思う。
戦争はしてはいけないし、海軍兵学校を賛美するものではないけれど、その兵学校精神は平和ぼけの私でも素晴らしいと思う。
我が家の箪笥には、
「海軍五戒」が貼ってあります。
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「海軍五戒」
1.至誠にに悖る(もとる)なかりしか
1.言行に恥ずるなかりしか
1.気力に欠くるなかりしか
1.努力に憾み(うらみ)なかりしか
1.無精に亘る(わたる)なかりしか
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ううう・・・読むだけで恥ずかしい。
少なくともその娘であったことを、時々思い出して、少しでも近づけるような生き方をしたい。
そう思うのでありました。
と思っていたら、深夜、映画「アルキメデスの大戦」がありました。
海軍における戦艦大和のできるまでの海軍内での2勢力の攻防の話でした。
これはフィクションだそうですが、その雰囲気だけは実感できました。
素晴らしい教育を受けても、人間は間違うもの。
そう思いました。
五戒をおもいだして・・・今日はしっかりしようっと!!!