3時間の映画
- 智子先生のブログ
水曜日は午前中はお休みをもらっているので、
昨日は、映画を見に行きました。
「有る画家の数奇な運命」
午前中だけで見終えるものを・・・と、何の知識もなく、とにかく行ってみましたら・・・
なんと上映時間は3時間ちょい。
あら~、ジー様のお昼に間に合わない。
急遽電話して「自分でなんとかして!」
で、映画に戻ります。
これってほとんど実話!?だそうです。ただし、名前を変えて、何が事実で何が事実でないかを、主人公のモデル、リヒターと映画監督と互いに絶対明かさない。ということを条件に作られているそうです。
ここらの経緯も資料を見ると面白いです。
「ドイツの現代美術家ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter)の半生をモデルにした映画『ある画家の数奇な運命』映画の舞台は第二次対戦中のドイツ。画家を志す主人公の青年は大学で後に妻となる恋人と出会う。彼にはかつて統合失調症と診断された叔母との大切な思い出があったが、運命の悪戯か、恋人の父はナチス・ドイツの優生政策に基づき、精神病患者へ強制断種(不妊手術)を施し、彼らを殺害していた医師であった。映画ではその正体に気づかぬ主人公が、自らの創作活動を通して義父に隠された真実へと迫る過程が描かれている。」
監督は有名なフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。(バー様は映画には全然詳しくないので知りませんでした)
はい。面白かったです。
次から次へと物語が展開していき、あっという間の3時間ちょい。
出てくる人々はそれぞれ存在感があり、記憶に残りました~。
若き日の主人公が、高い木に登って田舎の広々とした牧草地帯を眺めていたとき、
「わかった!すべてはつながっているんだ!」「「恐れることなどないんだ!」
と何かに目覚めて放った言葉はとても印象的でした。
まあ、何という貧弱な感想でしょうか。
でも本当に面白かったので、おすすめです。
チャンスがあったら、もう一度見てみたいです。
しかし人間って生まれた時代に大きく影響を受ける。
時代の荒波に巻き込まれて、個人の自由なんて全く無視される。
戦争の時代に生まれた人たちは大変だったろう。
日本はここ数十年、戦争のない時代が続いたけど、今度は新型コロナ禍。
いくらいやでも、それにあらがうことはできない。
受け入れて生きていかなくては・・・
与えられた時代で精一杯生きるしかないのね。
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そう思うのでした。