新着情報

どんくさいけど、なにか?

  • 副院長のブログ

ゴルフを始めたとき、50代半ばでした。

運動嫌いで、家でゴロゴロが趣味だったバー様。

これでは明るい老後は見込めない!と、

ゴルフに特別興味もなく、ゴルフクラブを触ったこともなかったのに、ただただ、運動として、ジー様と一緒ならできるかも・・・

と始めたわけです。

で、まずは基礎をしっかりと・・・

と、ゴルフレッスンに通うことにしました。

個人レッスンです。

新しく買ったばかりのゴルフセット。

若くてきれいな女性の先生と、買ったばかりのゴルフセットのビニールカバーを破ったことを覚えています。

という風に、まったくの素人もいいとこ。

 

「さあ、クラブを振ってみましょう。まずはパターから。」

で、ゴロゴロ転がしてみる。

たまたま穴に入ると、「天才的かも!」と、先生がおっしゃるのです。

「そう?」うれしくなるバー様。

おだててもらいながら、今度はアイアン。

いくら振り回しても、ボールに当たりさえしないのです。

「クラブは、こうやって振るのですよ。」と、手を取ってゴルフクラブの軌跡をたどって教えてくださるのですが、

なにがなんだかさっぱりわからない。何度やってもわからない。

 

ゴルフレッスンを始める前に、ジー様が言いました。

「あんたは下半身がしっかりしているから(尻が大きいから)ゴルフすると球が飛ぶタイプ。

あんたみたいなど素人は、悪い癖がついていないから、正しいレッスンを受けたら、きっとあれよあれよという間に上達するよ!」

その言葉を頼りに、始めたのですが・・・

 

何回レッスンを受けても、当たらない!話にならない。

困った先生は、バー様をお仕置き部屋(四方に鏡が設置してあり、フォームを見ることができる)に連れていき、バー様のフォームをビデオ撮影し、PC画像で見せ始めました。

上下に分かれていて、上はすごい上手な人。

下はバー様。

「ほら、見てください。上はタイガーウッズですよ!鬼村さんは下。違いが分かりますね?」

と、言われるけど、タイガーウッズのスウィングがどうなんだか、それさえわからない。ましてや違いなんて!!!

先生の他の生徒さんはたいていゴルフを自己流で経験している方たちばかりで、

ゴルフが何たるかをある程度知っておられるんだと思う。

こちとら、練習場で、初めてゴルフクラブを触った強者。

それに、ものすごい不器用ときている。信じられないくらい。

回が進むにつれて、先生はバー様の顔を見ると、なんか元気がなくなりそうな・・・

こうしてたちまちレッスンのチケットもなくなり、まれにしかボールに当たらない程度で終わったのでした。

お金をどぶに捨てるようなものでしたね。

 

もうこうなったら、実践しかない。

と、ジー様はバー様をコースに連れ出すのですが、何せ当たらないし、当たっても林に森に池に砂場に異次元の世界に消え去ったり。

バー様は泣きそうになりながら、ボールを追いかけ、ゴルフコースを走り回ったのでした。

走りながら眼鏡や、ボールや、ティや、マーカーや、スコアカードを落としまくりながら・・・

ええ、何年も・・・

 

それから、週一回。ゴルフスクールに通いました。今も続けています。

少しはましになることもありましたが、途中、また、全然当たらなくなったこともありました。

普通、少しはうまくなるだろうに。

 

そして今があります。

今はあまり、一緒に回る人に迷惑をかけないようになってる。ような気がする。

 

どんだけどんくさいんだよ!

どんくさいのはいいが、教えてくださる先生方を辟易させたこと、申し訳ないと思っています。

でも、根性だけはあるわね!

 

どんくさいのはこの人生、もう嫌になるほど経験済み。

それでもちゃんと生きてきた。

それがバー様。

どんくさい人って、ちょっとかわいくないか?

人を、フッと笑わせる。

優越感を持たせる。

レッスン場にも長いこと通うので、寄付していないか?

ゴルフ場にも、たくさんのボールを奉納していないか?そのボールはロストボールとしてゴルフ場に富を生む。

 

なんて、自分がどんくさいことをプラスにとろうと、いろいろ考えるわけです。

ほら、稲盛さんが「どんな時も明るく前向きに」って言われたし。

 

どんくさい自分、万歳、ありがとう!

あなたのおかげで今がある。

と、涙をふきふき自分に言い聞かせるのでありました。

ページトップへ戻る