バー様の一日
- 智子先生のブログ
保健所の歯科相談に行ってきました。
いえ、相談するほうじゃなくて、されるほうです。
行政の仕事ってあこがれるな。
バー様の好きな職業、公務員。
他はどうか知らないけれど、この歯科の部屋はなんかすがすがしい空気が流れているような気がする。
昨日は相談者は少なく、空いた時間はスタッフの衛生士さんたちとおしゃべり。
きゃ~、楽しいね!
保健所には若いころから、時々お手伝いに行っていたけど、その当初からの方もいて、懐かしい。
お互いに年齢を重ねてきたこと、感慨深いですね。
検診と相談と、部屋を変わるとき・・・
バー様はこけて足をくじいてしまいました。
痛くてしばらく起き上がれません。
だけど、くじいただけでよかった。
ステロイドを飲んでいて、骨折しやすくなっているので、気を付けるように言われていたのに。
まだ、歩くのがペタペタ歩きで、足が上がらない。で、床に引っかかるわけです。
気をつけようね!バー様。 と、自分に言い聞かせる。
家ではジー様と数年ぶりの大喧嘩をして、今、口を利かない。
どちらもそれなりの言い分があって、自分の正義を盾に
正義と正義の戦いです。
ここで、心理学の講義で教えてきたことを書きます。
人はみな違う。
それぞれが違う正しさを信じている。
客観的正しさなどない。
だから、「なぜ私が正しいか」、「なぜあなたが間違っているか」
という話を始めると、戦いが起こる。
正義と正義の戦いです。
国と国の戦争もそう。
人を受け入れるということは「人は皆違う」
と言う大前提において、
相手の考え方を認めるということ。
決して相手に同意する必要はない。
自分と違っていることを認める。
自分の正しさを押し付けあうのではなく、
「あなたはそう思うんですね」
「あなたはそういう考えなんですね」
と、認め合うことができたら戦いは起こらない。
相手を受け入れることによって寛容さが深まるのである。
「自分の正しさを主張して戦う」
または、
「正しさを手放して、楽しく生きる」
あなたはどちらを選びますか?
うう・・・なんて教えてきた。
そうね、でも今はまだ、自分の正しさを主張したい。
もう少し時間がたったら、あきらめて、相手を受け入れようとする心の余裕ができるだろう。いやできてほしい。
もう年も年だし、あきらめと、寛容の精神が必要ですね。
なんて、今まで学んできたことを思い出しながら、しっかり腑に落としていきたい。
何もかもすっかり忘れて・・・じゃ寂しいもの。
優しいばーさまになりたいです。