毅然として、パート2
- 智子先生のブログ
月一で宮崎大学付属病院に検診に通っているのですが、
時間がかかる~。
診察までに2時間近く待つこともある。
で、バー様は待ち時間に本を読むわけです。
先日、持参した本は
ラジオ深夜便 わが心の人~忘れえぬあの人の面影、生き方~
でした。
いろんな方の面影を、身近な方々が語っています。
その中で心に残ったのは、まず、やなせたかしさんの章。
ちょっと書いてみます。
いつも元気そのものの印象でしたが、実は晩年は入退院を繰り返していました。本人いわく「入退院のベテラン」。けれど周囲に「お加減は?」と聞かれると「入院しているけど元気ですよ」と明るく答えるのです。
何と言うか、入院するほど不調でも、「病人」にはなっていないんですね。悪いところがあるから元気に治している最中ですよ、という感じ。病気に参った、という印象を周囲には与えないのです。
仕事も途切れることなく、継続していました。病院のベッドの狭いテーブルで原稿を書いたり、小さな絵を描いたり。「病院は来客がないから集中できていいな」と言って、横になっているのが珍しいくらいでした。
亡くなるギリギリまで仕事を楽しんでいたと思います。
そうなんですよ。やなせさんの考え方、好きだな。
バー様も入院中、「病気」にはなっても「病人」にはなりたくなかった。
元気に明るく闘病しようと思っていました。弱気にならないように、自分を奮い立たせていました。
さすがに仕事はできませんでしたけど。
あとは、樹木希林さん。
以前にも書いたことがありましたが、この言葉。
「おごらず、人と比べず、おもしろがって平気に生きればいい」
を、よく言われていたそうです。
「この仕事、やだなあ」と言っていると「そう言わずにおもしろがってごらん、違ってくるよ」
・・・・・・・・・・
素晴らしいですね。
バー様の心に一番ピタッとくる言葉です。
そんな言葉に思いめぐらしながら、娘と嫁にこんなメールを送りました。
今、67歳。
これから先何年生きられるだろう。
私の父は71歳で死んだよ。
あと4年で死んだことになる。
いつ死ぬかわからないけど、
孫たちには、おばあちゃんがどうやって生きて死んでいくか、その生きざまをしっかり見せていきたい。
だからボケないようにしっかり頑張る。
ボケたらボケたでありのままを見せよう。
これからは弱気にならないように毅然として生きていきたい。
よろしく頼むわね。
ま、今。
ちょっと文章のつじつまが合ってないかも(笑)
ボーっとした頭で考えるのは・・・こんなことなのでした。