口腔機能低下と健康
- 歯のコラム
こんにちは。今回は口腔機能低下症がもたらす健康へのリスクについてお話したいと思います。
口腔機能低下症にみられる症状としては、
・口の中が渇く
・食事を噛んだり、飲み込む力が落ちる
・発語が難しくなる 等が挙げられます。
人と話すことが困難になるとコミュニケーションが減り、その結果、認知機能の低下を引き起こしてしまったり、また噛み応えのあるものが食べられなくなると、栄養が偏り体力を落としてしまう可能性があります。口は健康を支える重要な器官なのです。
ではどうすれば、口腔機能の低下を防ぐことができるのでしょうか?
ここではお家でできるトレーニングについて紹介します。
〇パタカラ体操
1.「パ・タ・カ・ラ」と一音ずつハッキリと発音する。
2.「パタカラ、パタカラ、パタカラ!」と連続で発音する。
3.「パンパンパンダの宝物」というような「パタカラ」を含めた文章を読む。
この体操をすることで口周りの筋肉や舌が鍛えられ、声が出やすくなったり、食べ物を食べやすくなるという効果があります。
また日々こういったトレーニングを行うのに加えて、口腔内の清潔を保つことも口腔機能低下症の予防には大切なことです。当院では定期的な健診をおすすめしておりますので、気になる方はぜひご相談下さい。