お母さんは58点!!
- 智子先生のブログ
去年。クリスマスの前後、娘家族が、帰ってきました。
嬉しいけれど、ちょっとドキドキです。
帰省する度、娘は私がどれだけ家を片付けているか、厳しくチェックするのです。
思い返せば、2年前。
里帰り出産の時。娘は大きなお腹を抱えて・・・そりゃあ、動いて動いて、家の中を整理していくのです。
そして、どんどん捨てる!捨てる!
私が仕事から帰ってくると
大きなゴミ袋が数個、パンパンになって、今にも捨てられようとしている。
私「えっ!それって、この前買ったばかりのおもちゃよ。何で捨てるの?」
「このお皿も?気に入ってるんだけど・・・この急須は?」
娘「何言ってるの!!この家はいらないものが多すぎる。
お母さんが死んだとき、この家の整理は誰がするの?
結局私たちが大変な目にあうのよ!
こんな状態だったらみんなに恥ずかしいわ!」
私「そ、そうかな?」・・・言葉がありませんでした。
私の親の世代は「戦中派」。
戦争で、物のない、苦しい時代を経験してきた。
だから、戦後になっても、物を捨てられない。物が増える、増える、増える・・・
そんな親から育てられた私たち世代。
母親の影響で、やっぱりなかなか物を捨てられないのです。
私だけかな?
でも、娘は違う。
10年以上前。娘が県外の大学に行くために、いろんな品々を用意した。。
次に、娘が就職するための引越しを手伝いに行ったとき、それらは見事に何も残っていなかった!!!!
え~~~~~~っ!あの可愛い紅茶セットはどこ?
あのお布団は??????
なんで?どうして?一体どこにいったの?
てな感じ。
娘は捨てるの平気。いわゆるミニマリスト。
最低限のものしか置かない。
その娘からしたら、我家は不用な品であふれかえっている。わけだ。
で、今回の帰省。
娘はまず、部屋のあちこちをチェックします。
「うーん・・・前よりずいぶん物が少なくなってる。でも、マダマダだけどね。」
しばらくチェックは続き・・・そして言いました。
「そうね、今回、お母さんは58点!!!!」
シーーーーーーーン・・・
「60点が合格なの?あと2点足りなかったのね!?(涙)
不合格だったけど。
本当は、娘の帰省の前に結構、整理整頓したんだぞ。笑
そうかい、まだダメなのね。
これこれ、娘よ。
年老いた母親に優しくしておかないと、
いつ、しまった!ということになるかしれないよ。
今度、娘が帰ってくるまで、
あと2点分。
お母さんはがんばると思う?
へへへ・・・きっとがんばらないよ。
いいの、好きなようにして好きなように生きる。
で、良いと思う。
で、結局最後は
これでいいのだ!!