オトガイ筋にボトックス注射?
- 歯のコラム
下あごの先にできる梅干しのような皺、気になっている方はいらっしゃいますか?
鏡の前で、唇を自然に閉じて下あごの真ん中を見てみてください。下あごの先にしわしわができていたら、それのことです。
このウメボシは、この部分に存在している「オトガイ筋」という筋肉が緊張してできたものです。
「緊張」とは、「リラックスできていない」、「無理が生じている」ということ。
では、なぜ無理が生じるのでしょうか?
その理由は、「歯並び」と「顎の位置」にあります。
・前歯が前方に突出している方(いわゆる出っ歯というものですね)
・日常的に鼻が詰まっていたり、コロナ渦のマスク生活で口呼吸が続いている方(口周りの筋肉が衰えます)
・下あごが小さい方
上記に該当する方は、唇を閉じるときにオトガイ筋が緊張する傾向にあります。
さて、本題です。
美容医療における「ボトックス注射(ボツリヌス注射)」をすれば、オトガイ筋の緊張をほぐしてくれるので、これがなくなります。ですが、原因を解決していない限り、定期的な施術が必要になります。
その原因の解決法とは。
ここまでお読みくださった方はお分かりと思います。
・前歯の方向を正す
・口呼吸を改善し、鼻呼吸にする
この二つで、ほとんどの方は「梅干し皺」をなくすことができます。
下あごが小さい方は、「オトガイ形成術」という手術で対応します。
一回で数万円もする注射で対応している皺を 矯正治療、口呼吸をしないトレーニングで根本的になくすことができるんです。
気になっていた皆様、将来を見据えて、原因から見つめなおすきっかけになれば幸いです。