お口の中のpH値って知ってますか?
- 歯のコラム
お口の中のpH値って知ってますか?
pH値とは酸性、アルカリ性を表す単位ですが、通常、私たちのお口の中のpH6.8〜7.0の中性に保たれています。
ただ、食べ物を食べたり、飲んだりすると急激に酸性に傾いていきます。
お口の中のpH値が低くなる(酸性に傾く)と酸で歯が溶ける(歯の表面のエナメル質が溶け出していく)状態になります。
これを脱灰(初期の虫歯)と言います。
間食が多い方や、ダラダラ食べたり飲んだりする方は、この脱灰の状態が長く続くので、より虫歯のリスクが上がると言う事になります。
そこで活躍するのが唾液です。
唾液には、お口の中が酸性に傾いても唾液の力で30分ほどの時間をかけて、元の中性へと戻してくれる作用があるです。
この唾液の作用を効果的に引き出すには食事や間食は時間を決めて、良く噛んで唾液の量を増やしてゆっくり食べるように心掛けましょう。
また、宮崎市では対象者の方に6月から歯科健康ドックを行っております。
そこで、ご自分の唾液の性質を調べる事も出来ますのでぜひ受けてみてくださいね。